プロの漫画家は普段からプロットやネームのアイデアに頭を悩ませているそうです。
特に連載を抱えた漫画家だと良いアイデアが何か無いか常に考えています。

プロの漫画家でもそんな状態なので、もしあなたが本気で漫画家を目指すならプロで現役の漫画家以上に常日頃から「アイデア出し」を行わなければ漫画家への扉は開きません。

しかし、アイデア出しも人によって様々で、一個良いアイデアが出れば終わりと言う人もいれば、普段からアイデアの断片をメモして溜めこむ人もいます。（どの方法が最善かとは言い切れませんが）
世の中にはアイデアを出す為の方法が色々とあるらしく、アイデアに関する本をふと読んでみたら目からウロコの世界が広がっていました。
大体の本が企業向けな内容なのですが、うまく応用を効かせればマンガのアイデア出しに生かせそうな内容ばかりでした。

ここでは私が読んだアイデアの本を紹介します。

すばらしい思考法 誰も思いつかないアイデアを生む


第一部　天才の「ものの見方」が奇跡を起こす
［戦略その1］天才の新しい見方を知る
［戦略その2］考えを目に見える形にすればいい
第二部　誰も考えていないことを考える
［戦略その3］よどみなく考える、すばらしい方法
［戦略その4］斬新な組み合わせを考える
［戦略その5］無関係のもの同士を結びつける
［戦略その6］別の面を見る
［戦略その7］別の世界を見る
［戦略その8］思わぬ発見をする才能を磨く
［戦略その9］自分の考えを話す等

この「すばらしい思考法 誰も思いつかないアイデアを生む」と言う本はどうやって天才は斬新な考えを生むのか？どのように発想のヒントを手に入れるのか？と言う視点からアイデアを生み出す為の講座の本でダーウィンやアインシュタイン、ダ・ヴィンチやエジソン等の偉人が普段から用いて新しい発見や発明の糧にしていたアイデアを出す為のテクニックや方法、考え方を様々な面から取り上げて紹介しています。
天才たちのノートや手紙、会話、アイデアを研究して発見した「アイデアの連鎖反応の起こし方」「全体が見わたせるシステムマップ」「よどみなく考える、すばらしい方法」「ランダムな言葉が多様なアイデアを生む」「思わぬ発見をする才能を磨く」等の50個以上のアイディアを出す為の「すばらしい考え方」を知る事で結果的に天才の「ひらめき」と「独創性」「アイデア術」「創造力」を得る事が出来ます。

この本がまず訴えるのは「アイデアはまず質より量だ」と言う事です。テーママップ、MY法、システムマップ、SCAMPER法、フィッシュボーン・ダイアグラム、真北思考法等、アイデアを出す方法はいくらでもあるのです。最初はアイデアの量を増やして、そこから質の良いアイディアを絞っていくのです。

視点を変える、沢山のアイディアを出す、ランダムなアイディアを結びつける、という単純な法則で、アイディアを可視化するやり方、グループでアイディアを作る方法などを事例とともに解説します。そこから最良のアイデアを選り分け、さらに発展させたり改善するのに役立ちます。

アイデアが面白いほど出てくる本―これだけは身につけたい16の手法


この「アイデアが面白いほど出てくる本―これだけは身につけたい16の手法」と言う本もブレーンストーミング　フィッシュボーン　KJ法　NM法　マインドマップ希望点列挙法など、大抵の発想法が網羅してあるアイデアを出す為のテクニックや技法などを実践する為の講座の本です。全ての工程で｢概要｣　｢特色｣　｢手順｣とどんな時に発想法を使って生かすのか、さらに発想法を使う前の例題と解答・解説も詳しく説明されていてイメージしやすく、すぐに使いやすいのが特徴でアイデアを出すためのフレームワークやツールのリファレンスみたいな感じです。

アイデアを出す方法を覚えても実践しないと意味が無いので、この本では実践方法を写真や図などを使って誰でも真似出来るように具体的に解説しています。
アイデアの発想が全然出て来ない時や一人、あるいは何人か集まってアイデアを出したい時に使えます。

もし、漫画のアイデアがど〜しても出てこない、行き詰った、果てはアイデアを出す方法すら分からないなんて時にここに書かれた方法を試すとアイデアがポンポン浮かび上がる事でしょう。

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