完璧なキャラクターを描く方法は存在しない?
キャラクターを描くにも色々と悩みは尽きません。
実は未だに斜めの顔やアオリ・俯瞰などの基本的なデッサンが描けなかったり、逆にデッサンばかり気にしすぎて線が死んでしまう、描いてるタッチが「個性的」なので、今までのマンガ講座本の講座や人体デッサンに自分のキャラが当てはまらない、等…
よくよく考えれば漫画家自体キャラの描き方は千差万別で、リアルなタッチや劇画調、萌え系やコミカル系などタッチは様々です。
また、漫画家によってこの角度の顔は描かない、顔の向きパターンが限られている、と言った癖のある作者もいます。
(それで漫画家が務まるのか…と言う疑問も沸きますが、彼らは漫画家として活躍出来ているのです。描きたい物に合った演出が出来れば漫画は成り立つのです。)
極論を言えばどんなクオリティの漫画を創るのか、どんなタッチのキャラを描いて原稿に載せるのか、そしてどんな演出を漫画の中で施すのか…その責任が漫画家自身に委ねられるのです。
スーパーキャラデッサン―印象に残る意図するデッサン
キャラデッサンは意図するデッサン
第1章 あらゆる向きの顔をマスター・森田和明が描くバストショットの顔・斜め顔をマスター・アオリ顔とフカン顔をマスター・あらゆる角度の顔を描こう
第2章 森田和明の作画道場・同一キャラによるマンガデッサンの試み1〜5・同一キャラでも成長する
第3章 動きのある体をマスター・バストショットに学ぶ首と肩・ウエストショットに学ぶ胴体と腕・全身ショットに学ぶ腰と脚
第4章 松本剛彦のマンガゼミナール 体と表情で伝える感情表現・『意図するデッサンの本質を語る』
第5章 画面に個性を発揮・マンガ原稿を描く手順・マンガ制作の実際・意図するデッサンに基づくカラーとは・コスチュームで語るキャラクター
この「スーパーキャラデッサン」は「デッサンで人物のカタチだけを描くのか、それともデッサンを通して人物そのものを捕らえて描くのか」と言うテーマを元に作られたキャラクターとキャラクターの演出に特化したマンガ講座本で、魅力的なキャラクターの描き方や決めポーズ、キャラの感情表現と言ったキャラクター作りにも触れて解説します。先のスーパーマンガデッサンシリーズなのでなかなか優秀です。
特に面白いのは、同じ斜め顔やアオリ・俯瞰を描くにも微妙な角度の描き分け方を描いたり、基本中の基本でありながら難易度の高いデッサンを細かく解説してくれる所です。
様々なキャラクター毎、タッチ毎の描き方なども載せていて、昔で例える所のアキハバラ電脳組のような特殊な輪郭の描き方(以下電脳組輪郭)を描く方法も載っているので、電脳組輪郭のような特殊なタッチを描く時にも参考になります。
これで、このキャラを描く事でどんな演出が出来上がるか、その参考にも使えます。
さらにキャラのポージングによる演出の追求、例えば「痛み」と言う感情の様々な演出の方法など、キャラクターを演出する様々な方法を載せていて目が離せません。
「伝達力」「構成力」「描写力」そして「本当に自分が描きたい物をどう絵の中に表現するか」「ウソを、ホントっぽく描く技術」これこそが漫画を描く上で大切な演出ポイントです。
ある程度絵を描いてマンネリした時…「表現したいイメージと何か違う」「この角度の顔が描きたいけど何か不自然」「自分の描く絵に魅力を感じない」「ポーズが在り来たりだ」「あんまりキャラが生き生きしてない」「とにかく何かが足りない」と感じた時にオススメです。キャラクターを描くと言う行為に答えは一つとは限りません。見せ掛けのデッサンや技術に囚われないキャラを描く、新たな画風を作る時の参考にできればと思います。
関連記事:
「スーパーマンガデッサン」で漫画のデッサン
魅力あるキャラクターの作り方・4
デッサン用ポーズ集まとめ
人体デッサン資料まとめ
デッサン人形に使えるアクションフィギュア
実は未だに斜めの顔やアオリ・俯瞰などの基本的なデッサンが描けなかったり、逆にデッサンばかり気にしすぎて線が死んでしまう、描いてるタッチが「個性的」なので、今までのマンガ講座本の講座や人体デッサンに自分のキャラが当てはまらない、等…
よくよく考えれば漫画家自体キャラの描き方は千差万別で、リアルなタッチや劇画調、萌え系やコミカル系などタッチは様々です。
また、漫画家によってこの角度の顔は描かない、顔の向きパターンが限られている、と言った癖のある作者もいます。
(それで漫画家が務まるのか…と言う疑問も沸きますが、彼らは漫画家として活躍出来ているのです。描きたい物に合った演出が出来れば漫画は成り立つのです。)
極論を言えばどんなクオリティの漫画を創るのか、どんなタッチのキャラを描いて原稿に載せるのか、そしてどんな演出を漫画の中で施すのか…その責任が漫画家自身に委ねられるのです。
スーパーキャラデッサン―印象に残る意図するデッサン
キャラデッサンは意図するデッサン
第1章 あらゆる向きの顔をマスター・森田和明が描くバストショットの顔・斜め顔をマスター・アオリ顔とフカン顔をマスター・あらゆる角度の顔を描こう
第2章 森田和明の作画道場・同一キャラによるマンガデッサンの試み1〜5・同一キャラでも成長する
第3章 動きのある体をマスター・バストショットに学ぶ首と肩・ウエストショットに学ぶ胴体と腕・全身ショットに学ぶ腰と脚
第4章 松本剛彦のマンガゼミナール 体と表情で伝える感情表現・『意図するデッサンの本質を語る』
第5章 画面に個性を発揮・マンガ原稿を描く手順・マンガ制作の実際・意図するデッサンに基づくカラーとは・コスチュームで語るキャラクター
この「スーパーキャラデッサン」は「デッサンで人物のカタチだけを描くのか、それともデッサンを通して人物そのものを捕らえて描くのか」と言うテーマを元に作られたキャラクターとキャラクターの演出に特化したマンガ講座本で、魅力的なキャラクターの描き方や決めポーズ、キャラの感情表現と言ったキャラクター作りにも触れて解説します。先のスーパーマンガデッサンシリーズなのでなかなか優秀です。
特に面白いのは、同じ斜め顔やアオリ・俯瞰を描くにも微妙な角度の描き分け方を描いたり、基本中の基本でありながら難易度の高いデッサンを細かく解説してくれる所です。
様々なキャラクター毎、タッチ毎の描き方なども載せていて、昔で例える所のアキハバラ電脳組のような特殊な輪郭の描き方(以下電脳組輪郭)を描く方法も載っているので、電脳組輪郭のような特殊なタッチを描く時にも参考になります。
これで、このキャラを描く事でどんな演出が出来上がるか、その参考にも使えます。
さらにキャラのポージングによる演出の追求、例えば「痛み」と言う感情の様々な演出の方法など、キャラクターを演出する様々な方法を載せていて目が離せません。
「伝達力」「構成力」「描写力」そして「本当に自分が描きたい物をどう絵の中に表現するか」「ウソを、ホントっぽく描く技術」これこそが漫画を描く上で大切な演出ポイントです。
ある程度絵を描いてマンネリした時…「表現したいイメージと何か違う」「この角度の顔が描きたいけど何か不自然」「自分の描く絵に魅力を感じない」「ポーズが在り来たりだ」「あんまりキャラが生き生きしてない」「とにかく何かが足りない」と感じた時にオススメです。キャラクターを描くと言う行為に答えは一つとは限りません。見せ掛けのデッサンや技術に囚われないキャラを描く、新たな画風を作る時の参考にできればと思います。
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