漫画家志望と名乗れるボーダーライン
最近、漫画家志望…と言う言葉に変な疑問を抱くようになりました。
その疑問は「どこから漫画家志望で、どこからニートなのか…」
漫画家になりたい!と言う気持ちがあるならニートとは呼ばないのではないか、と言うのがつい最近までの考えでした。
しかし、深夜にTVで「トキワ荘プロジェクト」を取り上げたドキュメント番組を見た時に「漫画家になりたいけど、ここ一年ストーリーが思い浮かばない…」と言う一人の漫画家志望の存在がやたら印象に残り、こんな考えが生まれました。
「トキワ荘プロジェクトに参加すると言う事は、それなりに漫画家になりたいと言う思い入れがあるはず、なのにここ一年漫画を描いてないとは…本当に漫画家になる気があるのか?」
※トキワ荘プロジェクト参加者の中には何度も持ち込みに入ってる漫画家志望も多いので誤解無きよう。
それ以来、自分は漫画家志望だ!と言えば、ニートの免罪符になるので漫画家志望を名乗っている人間も少なくないのではないか…と言う疑問が頭の隅に残るようになりました。
一回も漫画を描いた事が無いけど、漫画を完成させた事が無くて漫画っぽいイラストが描ける程度だけど、ストーリーば一つも出来ないけど、漫画家になりたい…
果たしてそんな「けど」が最初に付く人間が本当に漫画家になれるのでしょうか?もしくは本当に漫画家になる気があるのでしょうか?
世の中には毎月毎月コンスタントに編集に持ち込みに行って、それでもなかなか漫画家になれない漫画家志望や、仕事が切れないように編集に何度も「営業」する漫画家も少なくありません。
彼らから比べると「けど」漫画家志望はあまりにも漫画家になりたいと言う動機がか細いのではないか…と思ってしまいます。
そこで、私独自に「漫画家志望」と名乗れるにはどこからかかなり厳し目に決めさせていただきました。そのボーダーラインは…
「漫画賞の大賞を受賞した漫画家志望」
最低でも「小さくても漫画賞を取った」「担当付きになった」漫画家志望を漫画家志望と呼んでも良い事にします。
こう書くとかなり厳しいラインにですが、その理由を2つ…
一つは「職業で考えた時の問題」です。
漫画家も地位や名誉の類では無く一つの「職業」なので、漫画を描いてお金を得られる状態で無ければプロとは言えません。
賞を取った、担当が付いたと言う時点も「最終選考に残った」だけで、さらに厳しい山を越えないといけません。
ましてや、一度も漫画を描いた事の無いとかは一般企業で例えると「履歴書が書けない」と言う時点で立ち止まってる状態です。
まだ編集者と対面すらしてないのに、それで漫画家志望と名乗れるのか…と言うのが一つ目の理由です。
そしてもう一つは、「親や身内の問題」です。
自分の親や身内に「私は漫画家志望です」と胸を張って宣言できる漫画家志望は何人くらいでしょう?
ただでさえ「漫画家」と言う職業自体が収入の不安定さから親や身内を不安にさせる職業なので、親や身内を安心させるにはそれなりの「成果」が必要です。
その成果で一番良いのは「賞を取る」「担当付きになる」と言うのが親や身内を安心させる上での材料なのは間違いありません。
以上2点の理由から、漫画家志望のボーダーを勝手に定めました。
もしまだ「漫画家志望」でない状態なら、まずは漫画家志望を目指して頑張るしかありません。
所詮その山も「漫画家になる」為の試練の山のうちの一つなのです。本当に漫画家を目指す気があるならそれなりのプロ意識を持って真剣に挑みましょう。
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「トキワ荘プロジェクトに参加すると言う事は、それなりに漫画家になりたいと言う思い入れがあるはず、なのにここ一年漫画を描いてないとは…本当に漫画家になる気があるのか?」
※トキワ荘プロジェクト参加者の中には何度も持ち込みに入ってる漫画家志望も多いので誤解無きよう。
それ以来、自分は漫画家志望だ!と言えば、ニートの免罪符になるので漫画家志望を名乗っている人間も少なくないのではないか…と言う疑問が頭の隅に残るようになりました。
一回も漫画を描いた事が無いけど、漫画を完成させた事が無くて漫画っぽいイラストが描ける程度だけど、ストーリーば一つも出来ないけど、漫画家になりたい…
果たしてそんな「けど」が最初に付く人間が本当に漫画家になれるのでしょうか?もしくは本当に漫画家になる気があるのでしょうか?
世の中には毎月毎月コンスタントに編集に持ち込みに行って、それでもなかなか漫画家になれない漫画家志望や、仕事が切れないように編集に何度も「営業」する漫画家も少なくありません。
彼らから比べると「けど」漫画家志望はあまりにも漫画家になりたいと言う動機がか細いのではないか…と思ってしまいます。
そこで、私独自に「漫画家志望」と名乗れるにはどこからかかなり厳し目に決めさせていただきました。そのボーダーラインは…
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最低でも「小さくても漫画賞を取った」「担当付きになった」漫画家志望を漫画家志望と呼んでも良い事にします。
こう書くとかなり厳しいラインにですが、その理由を2つ…
一つは「職業で考えた時の問題」です。
漫画家も地位や名誉の類では無く一つの「職業」なので、漫画を描いてお金を得られる状態で無ければプロとは言えません。
賞を取った、担当が付いたと言う時点も「最終選考に残った」だけで、さらに厳しい山を越えないといけません。
ましてや、一度も漫画を描いた事の無いとかは一般企業で例えると「履歴書が書けない」と言う時点で立ち止まってる状態です。
まだ編集者と対面すらしてないのに、それで漫画家志望と名乗れるのか…と言うのが一つ目の理由です。
そしてもう一つは、「親や身内の問題」です。
自分の親や身内に「私は漫画家志望です」と胸を張って宣言できる漫画家志望は何人くらいでしょう?
ただでさえ「漫画家」と言う職業自体が収入の不安定さから親や身内を不安にさせる職業なので、親や身内を安心させるにはそれなりの「成果」が必要です。
その成果で一番良いのは「賞を取る」「担当付きになる」と言うのが親や身内を安心させる上での材料なのは間違いありません。
以上2点の理由から、漫画家志望のボーダーを勝手に定めました。
もしまだ「漫画家志望」でない状態なら、まずは漫画家志望を目指して頑張るしかありません。
所詮その山も「漫画家になる」為の試練の山のうちの一つなのです。本当に漫画家を目指す気があるならそれなりのプロ意識を持って真剣に挑みましょう。
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