イラストスタジオ VS ペイントツールSAI・機能比較
イラストスタジオの機能を、ペイントツールSAIと比較しながら解説します。
ペイントツールSAIに対抗して作られたと言われる、IllustStudioですが、実際の機能はどちらが上なのでしょうか?確かめましょう。
IllustStudioはある程度ぶれても補正するので、どちらかと言うとコミックスタジオ寄りの描き味です。補正線が良いように働くので、ペイントツールSAIで描き出される線画が合わない方にはオススメです。
(ペイントツールSAIのブラシはブラシのエッジのボケが強すぎるせいでカッチリ影の形を取らないと線がぼやけがちになる。)
ペイントツールSAIと比べて画像読み込みにちょっと時間がかかるようです。スクロールしたり、画面表示を拡大縮小したりすると画面のレンダリングが遅延したり、ブラシの感覚を詰めると重くなったり、高解像度のキャンバスを描写するのにはすごく不向きで、改良の余地があります。
でもグレースケールだけ使うならデータ自体は軽く作れたり、メモリ管理はペイントツールSAIコミスタの方が安定感があるので、IllustStudioでも安定感はあります。
(動作の軽さはペイントツールSAIに軍配が上がります。)
パース定規や放射線・平行線定規・同心円定規が付属していて背景を描く時に便利です。コミックスタジオで使っていたパターンブラシや3D素材もそのまま使用可能で作画補助機能が充実しています。
パース定規使いたさにコミックスタジオを使っていた絵描きもIllustStudio一本でイラスト制作できます。
1万を切るCG制作ソフトにも関わらずアクション機能が付属、アクションメニューのボタン化、ショートカット設定も出来たり、コミックスタジオEXより使い勝手も良い。
機能の多さはイラストスタジオ、機能が多くなるとインターフェイスが使いづらくなるのが常ですが、様々な工夫を凝らしています。
使用頻度の低いパレットをしまう事が出来、ワンクリックで表示、リサイズも可能な「ポップアップツールバー」や、本来アイコン固定が普通のツールパレットがカスタマイズ可能。
(でも画面の使いやすさはまだペイントツールSAIの方が上です)
閉領域フィルやバケツの「隙間を閉じる」設定で、本来1ドットでも隙間が開くと色が漏れ出す所を、隙間があっても色が漏れないように設定可能。しかも「細かな領域へ染みこむ」という設定が加わって髪の毛先のように細かな領域も検知、アンチエイリアスのかかった線でもきれいに色を流し込みます。
RETAS STUDIOに付属していた機能で、線画をアンチエイリアス無しで描いて、色分けするとジャギーが出て気になる絵描きの為に、スムージングフィルタを使って2値画像をレンダリング処理、滑らかにする事が出来ます。
イラスト制作の際、線画をアンチエイリアス無しで描く時に便利です。
レイヤー構成が独自の形式を取っているので色々な箇所でフォトショップへの完全な移行が出来ない部分があり(グレースケールでレイヤーマスクがいじれない、等)psdとの互換性が若干弱いです。
IllustStudioもまだバージョン1.0なので、バグがそれなりに出る可能性があり。これからのバージョンアップやパッチに期待。
イラストスタジオだとスキャナ入力・PSD出力・CMYK出力・ウェブ用が単独で可能なので、他のソフトにデータを移行しながら作成、と言う手間を省けるのが大きいです。
ペイントツールSAIには無い、円形や四角・直線などの描画機能があったり、フォトショップを併用しなければいけない作業がかなり軽減できるのが大きいです。
(ペイントツールSAIは選択範囲で折れ線ツールもなければ手軽に円を描くことも文字も打つ事も出来ません)
基本的には軽さを選ぶならペイントツールSAI、機能性を選ぶならIllustStudioです。イラストスタジオは機能が豊富なので、photoshopに移行する回数を減らすことが出来る反面、重くなりがちな部分があります。
ペイントツールSAI自体も、イラスト制作に特化したせいでそれ以外の機能が無く、photoshopに頼らざるを得ない場所もちらほら出てきます。
イラストスタジオ対ペイントツールSAI、両CG制作ツールの戦いはまだ火蓋を切ったばかりです。
IllustStudio パッケージ版
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ペイントツールSAIで様々なタッチを描き分ける講座本
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ペイントツールSAIに対抗して作られたと言われる、IllustStudioですが、実際の機能はどちらが上なのでしょうか?確かめましょう。
「イラストスタジオの線画」
IllustStudioはある程度ぶれても補正するので、どちらかと言うとコミックスタジオ寄りの描き味です。補正線が良いように働くので、ペイントツールSAIで描き出される線画が合わない方にはオススメです。
(ペイントツールSAIのブラシはブラシのエッジのボケが強すぎるせいでカッチリ影の形を取らないと線がぼやけがちになる。)
「イラストスタジオの重さ」
ペイントツールSAIと比べて画像読み込みにちょっと時間がかかるようです。スクロールしたり、画面表示を拡大縮小したりすると画面のレンダリングが遅延したり、ブラシの感覚を詰めると重くなったり、高解像度のキャンバスを描写するのにはすごく不向きで、改良の余地があります。
でもグレースケールだけ使うならデータ自体は軽く作れたり、メモリ管理はペイントツールSAIコミスタの方が安定感があるので、IllustStudioでも安定感はあります。
(動作の軽さはペイントツールSAIに軍配が上がります。)
「IllustStudioにしか出来ない事」
パース定規や放射線・平行線定規・同心円定規が付属していて背景を描く時に便利です。コミックスタジオで使っていたパターンブラシや3D素材もそのまま使用可能で作画補助機能が充実しています。
パース定規使いたさにコミックスタジオを使っていた絵描きもIllustStudio一本でイラスト制作できます。
「アクション機能付きのIllustStudio」
1万を切るCG制作ソフトにも関わらずアクション機能が付属、アクションメニューのボタン化、ショートカット設定も出来たり、コミックスタジオEXより使い勝手も良い。
「IllustStudioのインターフェイスの多さと操作性を両立させる工夫」
機能の多さはイラストスタジオ、機能が多くなるとインターフェイスが使いづらくなるのが常ですが、様々な工夫を凝らしています。
使用頻度の低いパレットをしまう事が出来、ワンクリックで表示、リサイズも可能な「ポップアップツールバー」や、本来アイコン固定が普通のツールパレットがカスタマイズ可能。
(でも画面の使いやすさはまだペイントツールSAIの方が上です)
「色塗りに便利な閉領域フィル」
閉領域フィルやバケツの「隙間を閉じる」設定で、本来1ドットでも隙間が開くと色が漏れ出す所を、隙間があっても色が漏れないように設定可能。しかも「細かな領域へ染みこむ」という設定が加わって髪の毛先のように細かな領域も検知、アンチエイリアスのかかった線でもきれいに色を流し込みます。
「IllustStudioのスムージングフィルタ」
RETAS STUDIOに付属していた機能で、線画をアンチエイリアス無しで描いて、色分けするとジャギーが出て気になる絵描きの為に、スムージングフィルタを使って2値画像をレンダリング処理、滑らかにする事が出来ます。
イラスト制作の際、線画をアンチエイリアス無しで描く時に便利です。
「PSD互換がまだ微妙」
レイヤー構成が独自の形式を取っているので色々な箇所でフォトショップへの完全な移行が出来ない部分があり(グレースケールでレイヤーマスクがいじれない、等)psdとの互換性が若干弱いです。
「イラストスタジオの細かなバグ」
IllustStudioもまだバージョン1.0なので、バグがそれなりに出る可能性があり。これからのバージョンアップやパッチに期待。
「IllustStudioの総合的な機能」
イラストスタジオだとスキャナ入力・PSD出力・CMYK出力・ウェブ用が単独で可能なので、他のソフトにデータを移行しながら作成、と言う手間を省けるのが大きいです。
ペイントツールSAIには無い、円形や四角・直線などの描画機能があったり、フォトショップを併用しなければいけない作業がかなり軽減できるのが大きいです。
(ペイントツールSAIは選択範囲で折れ線ツールもなければ手軽に円を描くことも文字も打つ事も出来ません)
基本的には軽さを選ぶならペイントツールSAI、機能性を選ぶならIllustStudioです。イラストスタジオは機能が豊富なので、photoshopに移行する回数を減らすことが出来る反面、重くなりがちな部分があります。
ペイントツールSAI自体も、イラスト制作に特化したせいでそれ以外の機能が無く、photoshopに頼らざるを得ない場所もちらほら出てきます。
イラストスタジオ対ペイントツールSAI、両CG制作ツールの戦いはまだ火蓋を切ったばかりです。
IllustStudio パッケージ版
関連記事:
IllustStudioの出現でCGイラスト制作ソフトの全体の縮図がどう動か?
illuststudioの描き心地を確かめたい絵描きの為のilluststudio使用動画まとめ
IllustStudioが5月29日発売
ペイントツールSAIで様々なタッチを描き分ける講座本
SAIですぐデキる!スーパーペイントテクニック2が発売
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