色彩感覚・2
最近のイラスト、特にCGイラスト等は彩度が高い色ばかりがよく目立ちます。ビビッドカラーかモノクロだけの極端な色しか使わないのです。
(彩度について説明すると、彩度は「色の鮮やかさ」の事で、彩度が高いと鮮やかな色に、逆に低くすると褪せた色になり最後はモノクロになります。)
しかし彩度が過度に鮮やかな色ばかり使うと、絵に雰囲気やリアリティが出ず、絵を見ても「あ、CGだ。」くらいの印象しか持たれなくなるのです。
当然と言えば当然です。世の中そんなに鮮やかな色ばかりでは無いのですから…
絵に雰囲気やリアリティを出したいなら彩度が中程度の色をうまく使うと雰囲気も出るのですが、画面とにらめっこばかりだと結構難しいのです。特にCG慣れしていると彩度が極端な色しか使えなくなっていきます。
(もしかしたらCGイラストの弱点の一つかも…)
かさねいろ―平安の配彩美
そこで見直たいのが彩度が中くらいの色が良く使われた着物です。平安時代は今ほど鮮やかで彩度の高い、ビビッドな色はなかなかありませんでした。
しかし、平安時代では着物の色を重ねる事で色を浮き立たせ、平安時代の四季折々の色彩美を演出させていました。色の組み合わせで艶やかさを演出する、平安時代の春夏秋冬の平安の配彩美の素晴らしさが感じられます。
色の名前
着物の色じゃ少し彩度を落としすぎだ…と言う人は、こちらの「色の名前」はどうでしょう?
こちらは橙色、狐色、鴇色、唐紅、灰色、消炭色、墨色、萌黄色(もえぎいろ)、浅葱色(あさぎいろ)、亜麻色(あまいろ)、鈍色(にびいろ)、猩々緋(しょうじょうひ)、ミスト・グリーン、アクア、サンライズ・イエロー、ロータス・ピンク、リリー・ホワイト等、自然にまつわる多彩な色の名前を、由来となった空や生き物、植物や染物などの自然風景の写真とともに紹介した色彩図鑑で、日本古来の色名から、西洋の言い回しまで幅広く網羅されています。
本を開くだけで美しい写真と共に自然本来の、在るべき色の鮮やかな姿を思い出させてくれます。
自然の色は人工的に作られた色と違って、リアルな色彩や色の持つ雰囲気、美しさを感じます。
色の鮮やかさについて意識してみると、CGくさくない、リアルで雰囲気のある色彩の絵が描けるようになる事でしょう。
関連記事:
painter絵描きの為のイラスト制作本まとめ
色彩感覚・1
色彩感覚・3
コピックを買い揃える順番
人気のあるCGイラスト制作本「CG彩色テクニック」
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しかし彩度が過度に鮮やかな色ばかり使うと、絵に雰囲気やリアリティが出ず、絵を見ても「あ、CGだ。」くらいの印象しか持たれなくなるのです。
当然と言えば当然です。世の中そんなに鮮やかな色ばかりでは無いのですから…
絵に雰囲気やリアリティを出したいなら彩度が中程度の色をうまく使うと雰囲気も出るのですが、画面とにらめっこばかりだと結構難しいのです。特にCG慣れしていると彩度が極端な色しか使えなくなっていきます。
(もしかしたらCGイラストの弱点の一つかも…)
かさねいろ―平安の配彩美
そこで見直たいのが彩度が中くらいの色が良く使われた着物です。平安時代は今ほど鮮やかで彩度の高い、ビビッドな色はなかなかありませんでした。
しかし、平安時代では着物の色を重ねる事で色を浮き立たせ、平安時代の四季折々の色彩美を演出させていました。色の組み合わせで艶やかさを演出する、平安時代の春夏秋冬の平安の配彩美の素晴らしさが感じられます。
色の名前
着物の色じゃ少し彩度を落としすぎだ…と言う人は、こちらの「色の名前」はどうでしょう?
こちらは橙色、狐色、鴇色、唐紅、灰色、消炭色、墨色、萌黄色(もえぎいろ)、浅葱色(あさぎいろ)、亜麻色(あまいろ)、鈍色(にびいろ)、猩々緋(しょうじょうひ)、ミスト・グリーン、アクア、サンライズ・イエロー、ロータス・ピンク、リリー・ホワイト等、自然にまつわる多彩な色の名前を、由来となった空や生き物、植物や染物などの自然風景の写真とともに紹介した色彩図鑑で、日本古来の色名から、西洋の言い回しまで幅広く網羅されています。
本を開くだけで美しい写真と共に自然本来の、在るべき色の鮮やかな姿を思い出させてくれます。
自然の色は人工的に作られた色と違って、リアルな色彩や色の持つ雰囲気、美しさを感じます。
色の鮮やかさについて意識してみると、CGくさくない、リアルで雰囲気のある色彩の絵が描けるようになる事でしょう。
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