あなたは人の画力がうらやましくなった事はありませんか？

絵描きと言う人種はどうしても他人の描いたイラストや漫画がうらやましくなるのです。かと言って他人の絵をいくら模写してもどこか自分なりの癖が出るので、完全に同じにはトレス出来ません。

あと、「自分の描いた絵は実は下手なんじゃないか…」と考えるのも絵描き特有の癖です。どうしても他人の絵が眩しく見えて、あわよくば上手い絵師の画力がそのまま欲しい…とも考えがちです。

さて、そんな絵描き特有の現象は何処から出てくるのでしょう…

正面を向いた鳥の絵が描けますか? (講談社+α新書)


この「正面を向いた鳥の絵が描けますか?」と言う本はそもそも何故同じ世界を見ているのに絵を描く時にこうも絵の上手下手が出るのかを考える本で、例えば絵の素質や絵を描く才能と脳の関係、人それぞれの物の見方や審美感の正体、絵を描く事を邪魔する原因、似顔絵から見た顔へのこだわり、等絵を描く者にとって考えさせられる事ばかり取り上げてます。

絵に対する人間の脳みその捕え方が分かれば、絵描き特有の「他人の画力がうらやましくなる」「自分のイラストが下手に見える」と言う癖の謎が少しは分かるはずです。

もし絵を描く時に正体不明のスランプに陥ったら、一度絵に対する認識自体を学んでみましょう。