漫画の面白さがわからなくなった時の「マンガ編集者が語るおもしろさの創り方」
漫画はイラストとは別物で、絵だけでは成り立たない世界です。
なので、漫画を描こうと思った時は作画などの実作業よりストーリーを考える時の方が苦しいものなのです。
そして、あまり考え過ぎると段々と自分の描いた漫画を客観的に考えられなくなり、本来の「漫画の面白さ」がわからなくなってしまうのです。
もし、自分の漫画が冷静に見れなくなったらこの「マンガ編集者が語るおもしろさの創り方」を試しましょう。
マンガ編集者が語るおもしろさの創り方
目次
マンガ家の適性
作家の条件・健康?・好奇心旺盛・野次馬根性がある?・趣味がある?・物語が好き?・面白いと思うセンスがある?・観察力がある?・忍耐強い?・責任感がある?・幸せ?不満?・描く事が何より好き?
いますぐ始めよう!プラス・ワン作戦
新しい感覚や新しい情報は、早い者勝ち・ネタ集めのアンテナを張る・アンテナの感度を高める意識・創作ノートを作る・面白さをノート・メモ帳を持ち歩く・役立つ資料を作る・宿題を持つ
作品を作る
お話作りの基本形は2つ・4つのW・お話(ストーリー)は設定から・「いつ」「どこで」「誰が」「何をするか」・基本その2 起承転結・お話作りのプロセス・ネームを作る・マンガ作品のまとめ(構成)
本番 面白さを創る
面白さって何・見たいキャラクターは面白い話になる・読者が見たいキャラクター・読者を引きつけるもの・主人公(キャラクター)を行動させる理由・自衛本能が生んだ行動とキャラクター/知りたい本能・願望が生む行動とキャラクター/変身願望・不満や欲望が生む行動とキャラクター・恋心が生むキャラクター・人の心を覗くキャラクター/キャラクターづくりは性格作り・読者に受ける主人公・面白さは主人公で決まる・主人公は読者の味方・ 信じられる正義の人・同情心に訴える・自己犠牲・人間として生きる・復讐と報復・勝者と敗者・孤独・強さと弱点・祈り
主人公を生き生きさせるには
主人公と対話・主人公をドロ人形にしない・主人公を生かすも殺すも脇役次第・無神経な主人公にしない
読みたいお話作り
人に話したい事をマンガに・作品は大筋作りから・事件はこんな時起きる
二作目が作れない人に
生活環境を変える・ひとつの条件を付ける・設定を変える・性格を変える・もしもし法 if物語・作品の描き出し
お話を面白くするエピソード
エピソードは貴方の中にある
好きな事、嫌な事・エピソードの役わり・エピソードにつまずいたら
エピソード作りの参考に
ラブストーリーの場合・恐怖もの、ホラーものの場合・ファンタジーものの場合・アクションものの場合・ミステリーもの、サスペンスものの場合・時代ものの場合・肉体と精神・一番愛する人・人は仮面をかぶっている・組織と個人・天秤にかける・因果応報・ことわざから・新聞記事から・善と悪・華のある役者・心に残るセリフ・ギリシア神話・身近にある小道具
★まだ作品づくりに不安のある方へ・現場に立つ・プロセスが大事・読みたくなる設定と条件
絵について
絵の表現(読者を引きつける絵)・絵をごまかして描かない・線をいかす・見開きページの白と黒の使い方・人物は左向きや上半身ばかり描かないように・ラストのコマは次ページへの効果を考えて・マンガの流れに気を配る・目線に注意・登場人物の描き分けができるように・体型と性格・人物の性格や雰囲気が表現できるように・表情としぐさが描けるように・人物がアップの時のバック・人物の動きが描けるように・読者を引き込むアングル・その場の状況説明をしっかり・絵と文字を重複させない・心理描写やモノローグが長くなる時・一つのコマの役わり・線もコマもできるだけ省略・間の取り方をよく考えて・原稿の版面からのはみだしは多用しない・スクリーントーンは効果的に・わざと流れを止める必要もある
出版社への持ち込み・投稿
編集者は作家の味方・新人大歓迎・編集者はマンガ家の味方・持ち込みと投稿・マンガ賞にチャレンジ!・性別・年齢・国籍は気にしない・編集者が一番見たい所・編集者が一番困る作品・持ち込み・投稿時のマナーと注意点
EXTRA マル秘ノート マンガって何だ
マンガって何?・小説・映画・TVドラマ・演劇・アニメなどと求める物は同じ・読者あってこそ・読者層について・作品は思いの伝達・生活感覚を大切に・フィクションのメリットとデメリット・ヒーローの移り変わり・一番先にとらえる時代感覚・新しさについて・10人が10人、面白いとは言わない・マンガを読む時は一人・作家の名前だけでマンガは売れません・雑誌に掲載されるマンガの組み合わせ・読み切りマンガのページ数は・こんな事は信じないで・今マンガは・遊び心を大切に
「マンガ編集者が語るおもしろさの創り方」と言う本は「どうしたら漫画家デビューが出来るか」をテーマに、漫画の面白さを研究しつくしたマンガ編集50年の著者による漫画指南書です。
絵に関する事よりストーリーづくりに重点を置いた本で、絵は描けるけどストーリーが思いつかない、と言う方には勿論「漫画の面白さがわからなくなってきた」と言う漫画描きにも使える程の内容です。
読めば読むほど編集者の視点が手に取るように分かってくる内容で、内容も編集者との付き合い方や漫画における主人公のあり方、エピソード作り等、他では載ってないような内容ばかりです。
この著者自身も凄い編集者で、手塚治虫、横山光輝、石森章太郎、藤子不二雄、白土三平、さいとう・たかを、赤塚不二夫、ちばてつや、水島新司、媒図かずお、ジョージ秋山、水木しげる、萩尾望都、竹宮惠子、里中満智子などの各氏と交流がある程のベテランで、語り口もやさしいのが特徴で、「マンガ編集者が語るおもしろさの創り方」があると読むと頼りになる編集者がアドバイスしてくれるような心強さを感じます。編集者とか先輩作家と熱い話をするのに似てたような感覚で話が入ってきて、自然と自分の創作魂にも火がついてきます。
特に「面白さをノートにする」項目は一見の価値あり。アイデアをただノートに書き留めるだけじゃダメなのです。自分の漫画を持ち込みに行く前にも様々なアドバイスが役立ちます。
イラストは技術で漫画は面白さ。もし壁にぶつかって、漫画家になる事に挫折しそうになったら編集者に頼るような気持ちで「マンガ編集者が語るおもしろさの創り方」を読むと編集者の視点から自分の漫画を確認出来て良いアドバイスが貰えて良いもしれません。ストーリーの作り方なので、漫画以外にも小説やシナリオにも応用できます。話作りの参考書として、創作が行き詰まった時に背中を押してくれる一冊です。
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なので、漫画を描こうと思った時は作画などの実作業よりストーリーを考える時の方が苦しいものなのです。
そして、あまり考え過ぎると段々と自分の描いた漫画を客観的に考えられなくなり、本来の「漫画の面白さ」がわからなくなってしまうのです。
もし、自分の漫画が冷静に見れなくなったらこの「マンガ編集者が語るおもしろさの創り方」を試しましょう。
マンガ編集者が語るおもしろさの創り方
目次
マンガ家の適性
作家の条件・健康?・好奇心旺盛・野次馬根性がある?・趣味がある?・物語が好き?・面白いと思うセンスがある?・観察力がある?・忍耐強い?・責任感がある?・幸せ?不満?・描く事が何より好き?
いますぐ始めよう!プラス・ワン作戦
新しい感覚や新しい情報は、早い者勝ち・ネタ集めのアンテナを張る・アンテナの感度を高める意識・創作ノートを作る・面白さをノート・メモ帳を持ち歩く・役立つ資料を作る・宿題を持つ
作品を作る
お話作りの基本形は2つ・4つのW・お話(ストーリー)は設定から・「いつ」「どこで」「誰が」「何をするか」・基本その2 起承転結・お話作りのプロセス・ネームを作る・マンガ作品のまとめ(構成)
本番 面白さを創る
面白さって何・見たいキャラクターは面白い話になる・読者が見たいキャラクター・読者を引きつけるもの・主人公(キャラクター)を行動させる理由・自衛本能が生んだ行動とキャラクター/知りたい本能・願望が生む行動とキャラクター/変身願望・不満や欲望が生む行動とキャラクター・恋心が生むキャラクター・人の心を覗くキャラクター/キャラクターづくりは性格作り・読者に受ける主人公・面白さは主人公で決まる・主人公は読者の味方・ 信じられる正義の人・同情心に訴える・自己犠牲・人間として生きる・復讐と報復・勝者と敗者・孤独・強さと弱点・祈り
主人公を生き生きさせるには
主人公と対話・主人公をドロ人形にしない・主人公を生かすも殺すも脇役次第・無神経な主人公にしない
読みたいお話作り
人に話したい事をマンガに・作品は大筋作りから・事件はこんな時起きる
二作目が作れない人に
生活環境を変える・ひとつの条件を付ける・設定を変える・性格を変える・もしもし法 if物語・作品の描き出し
お話を面白くするエピソード
エピソードは貴方の中にある
好きな事、嫌な事・エピソードの役わり・エピソードにつまずいたら
エピソード作りの参考に
ラブストーリーの場合・恐怖もの、ホラーものの場合・ファンタジーものの場合・アクションものの場合・ミステリーもの、サスペンスものの場合・時代ものの場合・肉体と精神・一番愛する人・人は仮面をかぶっている・組織と個人・天秤にかける・因果応報・ことわざから・新聞記事から・善と悪・華のある役者・心に残るセリフ・ギリシア神話・身近にある小道具
★まだ作品づくりに不安のある方へ・現場に立つ・プロセスが大事・読みたくなる設定と条件
絵について
絵の表現(読者を引きつける絵)・絵をごまかして描かない・線をいかす・見開きページの白と黒の使い方・人物は左向きや上半身ばかり描かないように・ラストのコマは次ページへの効果を考えて・マンガの流れに気を配る・目線に注意・登場人物の描き分けができるように・体型と性格・人物の性格や雰囲気が表現できるように・表情としぐさが描けるように・人物がアップの時のバック・人物の動きが描けるように・読者を引き込むアングル・その場の状況説明をしっかり・絵と文字を重複させない・心理描写やモノローグが長くなる時・一つのコマの役わり・線もコマもできるだけ省略・間の取り方をよく考えて・原稿の版面からのはみだしは多用しない・スクリーントーンは効果的に・わざと流れを止める必要もある
出版社への持ち込み・投稿
編集者は作家の味方・新人大歓迎・編集者はマンガ家の味方・持ち込みと投稿・マンガ賞にチャレンジ!・性別・年齢・国籍は気にしない・編集者が一番見たい所・編集者が一番困る作品・持ち込み・投稿時のマナーと注意点
EXTRA マル秘ノート マンガって何だ
マンガって何?・小説・映画・TVドラマ・演劇・アニメなどと求める物は同じ・読者あってこそ・読者層について・作品は思いの伝達・生活感覚を大切に・フィクションのメリットとデメリット・ヒーローの移り変わり・一番先にとらえる時代感覚・新しさについて・10人が10人、面白いとは言わない・マンガを読む時は一人・作家の名前だけでマンガは売れません・雑誌に掲載されるマンガの組み合わせ・読み切りマンガのページ数は・こんな事は信じないで・今マンガは・遊び心を大切に
「マンガ編集者が語るおもしろさの創り方」と言う本は「どうしたら漫画家デビューが出来るか」をテーマに、漫画の面白さを研究しつくしたマンガ編集50年の著者による漫画指南書です。
絵に関する事よりストーリーづくりに重点を置いた本で、絵は描けるけどストーリーが思いつかない、と言う方には勿論「漫画の面白さがわからなくなってきた」と言う漫画描きにも使える程の内容です。
読めば読むほど編集者の視点が手に取るように分かってくる内容で、内容も編集者との付き合い方や漫画における主人公のあり方、エピソード作り等、他では載ってないような内容ばかりです。
この著者自身も凄い編集者で、手塚治虫、横山光輝、石森章太郎、藤子不二雄、白土三平、さいとう・たかを、赤塚不二夫、ちばてつや、水島新司、媒図かずお、ジョージ秋山、水木しげる、萩尾望都、竹宮惠子、里中満智子などの各氏と交流がある程のベテランで、語り口もやさしいのが特徴で、「マンガ編集者が語るおもしろさの創り方」があると読むと頼りになる編集者がアドバイスしてくれるような心強さを感じます。編集者とか先輩作家と熱い話をするのに似てたような感覚で話が入ってきて、自然と自分の創作魂にも火がついてきます。
特に「面白さをノートにする」項目は一見の価値あり。アイデアをただノートに書き留めるだけじゃダメなのです。自分の漫画を持ち込みに行く前にも様々なアドバイスが役立ちます。
イラストは技術で漫画は面白さ。もし壁にぶつかって、漫画家になる事に挫折しそうになったら編集者に頼るような気持ちで「マンガ編集者が語るおもしろさの創り方」を読むと編集者の視点から自分の漫画を確認出来て良いアドバイスが貰えて良いもしれません。ストーリーの作り方なので、漫画以外にも小説やシナリオにも応用できます。話作りの参考書として、創作が行き詰まった時に背中を押してくれる一冊です。
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