仮にファンタジー、ホラー、サスペンス、ゴスロリ系ラブロマンスの漫画やゲームの背景に良く出る、文明開化辺りから大正時代、戦前の昭和までを舞台にした漫画やイラストを描こうとしたらどこから資料を集めますか？
長崎や軽井沢に近い方ならともかく、気軽に訪れるワケにもいかないのでレトロチックな建物の資料を探すのは至難の業です。

もし、明治・大正・昭和レトロの建物の資料を探したい時はこの本を試しましょう。

洋館・洋風建築 (背景ビジュアル資料 5)


「洋館・洋風建築 (背景ビジュアル資料 5)」は主に明治・大正・昭和初期に建築されたハイカラでレトロな日本の洋館・擬洋風洋館の外観・内観写真を650カット以上収録した資料集で、全192ページ中カラーページは176ページ。

種類も豊富で、教会・教師館・天主堂・礼拝堂、領事館・役所・県庁・公会堂、異人館・郵船・倶楽部、郵便局・銀行等の公共施設、邸宅・商店、会社・倉庫、病院・兵舎・監獄・派出所、美術館・博物館・図書館・記念館・装電燈、工場・炭坑・駅・研究施設と様々な洋館を収録、洗面所やトイレ、子供部屋まで載せていて、一昔前の時代の洋館や建物の背景を描く時に困りません。

漫画で例えると「ハイカラさんが通る」や「九十九眠るしずめ」「カミヨミ」「天正やおよろず」「サクラ大戦」等の、明治から昭和までの時代を舞台にした探偵物やホラーサスペンス、ファンタジーやラブロマンス漫画に最適の資料です。
重厚で、おしゃれで、ハイカラで、そしてレトロな明治・大正・昭和初期時代の洋館独特の雰囲気を漫画やイラストの世界で醸し出したい場合に便利です。あちこちの洋館をわざわざ現地に訪れずに作画資料として見る事が出来るので便利ですね。その時代に生きた外交官、宣教師、商人、財閥の生活を想像するのも話が広がってなかなか楽しいです。

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