漫画やイラスト等で背景の建物を付けペンで描く時、どれくらい描けば良いものなのでしょう…背景だから雑に描く、と言う絵描きもいれば背景こそ精密に描きたい、と考える絵描きもいるはずです。
ここでは背景を精密に描きたい絵描きの為の資料を紹介します。単に背景の作画資料としてだけではなく、白黒の線画だけで精密に背景を描くバランスを確認する資料としても使えます。

建物カット集〈1〉ヨーロッパ・アジア


「建物カット集〈1〉ヨーロッパ・アジア」は19世紀末に描かれた世界各地の教会、寺院、庁舎、家屋など歴史的建物の版画を収録したカット集で、先史時代の各地域、アフリカ、アジア、太平洋などの建物のカットが収まっています。
アジアとヨーロッパの寺院、教会、宮殿、太古から近世までの様々な建物の、リアルで精密な版画作品の数々が336ページの厚さの中にギッシリ収録されていて、柱やレリーフなどのパーツも精密にモノクロ画のイラストとして描かれていて、イラストや漫画背景の資料としても使える上、モノクロペン画で背景を描く際の参考にもなります。

建物カット集〈2〉ヨーロッパ・アメリカ


「建物カット集〈2〉ヨーロッパ・アメリカ」も19世紀末に描かれた世界各地の教会、寺院、庁舎、家屋など歴史的建物の版画を収録したカット集で、古代のヨーロッパ、先住アメリカなどの建築物のカットを288ページに収めています。
建物だけでなく街並みや人物が描写されているカットも多く、漫画やイラストを描く際の背景作画資料としても使える上、構図の勉強にも便利です。

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