漫画やイラストを描く時はまずアタリをとって下描きを描いて、それからペン入れや着色と言う工程を踏むと思いますが、この中でどの工程が一番ムダだと思いますか？
実は「下描き」がムダなのです。下描きはペン入れを入れてしまうと消しゴムで消される運命です。
逆に考えればアタリをしっかりと描けて、そのままペン入れが出来れば作画にかかる時間も短縮できるのです。
下描きなんて必要ない…そう感じた絵描きの為の本を紹介します。

スーパーアタリデッサン―立体的なキャラを作画する基本テクニック


アタリによく使われる３つのタイプ・全身のアタリをとる・人体パーツのアタリをとる・空間にある人物のアタリをとる・アタリメイキングの実際・作画の基本は、アタリからはじまる

「スーパーアタリデッサン―立体的なキャラを作画する基本テクニック」はアタリを描く事を研究する本です。

最初に「アタリ」があるからこそ、立体感のある絵を描くことができる為、アタリは描きたいイメージを最初から立体的にとらえる、もっとも重要な作業工程です。
素人の絵描きはアタリを取って、下描きを描いて、それからペン入れ…と言う工程ですが、プロの作家のほとんどはアタリからいきなりペン入れに入ったり、着色などを描き始めます。
プロの漫画家、イラストレーターにとってはアタリの段階で70％絵は完成しているので、下描きの工程はあまり必要が無いのです。
「スーパーアタリデッサン」はこの「アタリ」に着目した、マンガデッサンの入門書です。人体全体のアタリから人体パーツのアタリ、空間や人物を踏まえたアタリの取り方など、うまいアタリの取り方を徹底解説します。

もし作画をしながら、下描き部分の工程を飛ばせたら、時間が短縮できたら…と言う絵描きにお勧めです。

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